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5キロしか走った事ない人がハーフマラソンに出てみた。

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5/19。22:00軽井沢到着。

気温4度。

コンビニは安定の23:00閉店。

1時間で行ける異国かな?ここは…

ついにきました、ハーフマラソンの日が。

ガサゴソガサゴソ。

届いてた郵便物あけてコース確認。

そしてゼッケンとランナーズTシャツを開封。

最近のイベントTって可愛いなー。

参考にしよ。

今回のハーフマラソンの意気込み。

実は今回のハーフマラソン、ほとんど走らないまま出場…。

なんと練習で走った距離、最長5キロ。

そのまま残り1ヶ月をきった時点で思いました。

「これは今から21キロ走り込んで体力つけるよりも走りの質を磨いた方が効率いいのでは…」

受験勉強だって時間より勉強の仕方ってよく言うしね。

最低限の筋力を維持したかったのでプロテインの摂取タイミング、1日のタンパク質量の調整。

BCAAの導入。(LT値の上昇により乳酸分泌を抑える、要は疲れにくくなる)

マルチビタミンのサプリの見直し。(適当に選ぶと含有量は空気、多分50社くらい成分表見比べた。)

ラン、ウォークのフォームの見直し。

もう本とにこれくらい。

目標タイムは?とかよく聞かれるんだけどそんなの走った事ないからとりあえず「走りきれるのか。」

ここ大事。

走り切れたらそのタイムを目標にしたらいーじゃないかと。

今回は科学と理論で走り切るんだ。イエス。

バチ当たりそうな意気込みですね…。

8:00集合。続々と集まる参加者。

ちなみにこれだけ人がいてヒトエ履いてる人は0でした。

その分、みんな練習してるだけあってカカト着地が激しく分かる靴のあと。

フォアフットもう少し広まればいいのに。

参加者6000人。

迫力ぅぅぅ…。

軽井沢のハーフマラソンはA〜Fまでクラス分けされてクラスごとのスタート。

過去タイムの早い人ほど最初にスタート出来るみたいで僕みたいなハーフ初参加だとEになります。

確かに遅い人からだと渋滞しますものね。

よく考えられていらっしゃる。

なのでスピーカー使ってみんなせーので「ドン!!」みたいにスタート切るのですが走り出しはその10分くらい後です。

んで徐々に前が走り出してようやくトコトコトコトコー。

1キロくらいから少しずつ自分のペースで走り出せる感じになります。

そしてそのまま走り出す事3キロ…5キロ…

あかん。余裕すぎる。

既に未知の世界である8キロ越えたにもかかわらずスタート時と全く変わらないコンディション。

タイムを更新!とかない分、軽井沢の景色を堪能しながら気持ちよく走っております。

10キロぐらいになると段々と折り返してきたトップの方々とすれ違う。

やはりトップの方々はフォームの安定感が違う。

頭がブレてない…いいお手本が続々と折り返してくる。

けど本当にいつもと違う環境で走るって気持ちがいい。

今までランナーって何が楽しくて走っているんだろうという疑問と共に生きてきましたが楽しいという気持ちが初めて芽生えてきました。

折り返し地点の公園。

地元で取れた野菜や果物の差し入れ〜有難い、有難い。

大根。

バナナうまーい。えへえへ。

まだまだ体力も体もスタート時と変わらない状態。

前日にガッツリ受けたストレッチがまじで効いてます。

全く疲れん。

そのまま折り返しも越えて13キロ地点通過。

もうフルマラソンが頭によぎるどころか何処まででも走れる気分です。

理論と科学の力、最高。

そして15キロ地点も無事に通過したところで練習を怠った男に天罰がくだる。

わし、いきなり足をつる。

何と後半の緩やかに坂になっているコースにて気付かないうちに腹圧が抜けていた模様。

腹圧が抜けると下半身で使う筋肉は真逆になります。

すなわち“ふくらはぎ”。

ふくらはぎをつる…。

これ以上の痛みがあるだろうか…。

さっきまで浮かれポンチだったわし完全に涙目。

足引きづりながら走ります。

ミジンコレベルで猛省…うぅ…。

そしてよぎりますよね。

「もうバス乗ろう…。」

しかし…よぎるけど…既に完走を口に出して参加している以上それはしんどい。

ふくらはぎ以上にしんどい事になる。

しかもこの先には応援に来てくれた妻や息子、両親が待ち構えている。

よりによってゴールの直前で…。

ジーザス。

よし、走ろう…。

何とかフォームだけ維持してなるべく省エネを維持しながらスローペースで走ります。

最初とら全く違う残り5キロの遠さよ…。

もうこの辺りで最後尾の集団なので次々とリタイアした方たちがゴールに向かうバスに乗り込んでいきます。

ふと後ろ振り返ると。

あれ、もう誰もいない。そしてあの車が迫ってきている。

言わずともこの車は規制解除の車。

すなわち抜かれた時点で強制終了。

「これ以上追い詰めないで、しんさんのライフはもう0よ…」

なんとシュールか。

しかしこの時点で全声援の矛先はわたし。

嗚呼…、人の応援ってこんなに背中を押してくれるんですね。

思わずガッツポーズを振りまきながら走ります。

これはこれで貴重な体験。

そしてゴールまで残り1キロ。

ここまで来たらバスも後ろから追いかけてくる車も気になりません。

ひたすら走るのみ。

あと500。

200。

見えてきた…

やっと。やっと。

フィニーーーーーーッシュ!!!

21.57キロ!

タイム 2:36:28

もう終わって座り込んだ途端に下半身の筋肉がビキビキーと固まりだして生まれたての子鹿。

キングオブ子鹿。

けど走りきったー。

終わってみると達成感の大波。

走ってる時の爽快感もいいけどやはりこの達成感こそ醍醐味。

距離とかタイムとかどうでもよくなるこの達成感。

まじでバス乗らなくて良かった。

ひと奮闘終えて。

この達成感も大きな経験となりましたが、他にも得られたものが。

15キロ越えると腹腔のキープ力が落ちて腹圧が抜けやすい事も分かった。

1回走りきってハプニング込みだけどタイムも出た。

一応目標だった完走も出来た。

次はこれら活かしてトレーニングしながらより縮めたタイム出しながらペース配分も出来そう。

今年は体現の年。

体現とはまんまの意味で自分の体で表す事。

とにかく人から聞いた話ではなく自分で経験して体現として語れる事を増やしていきたい。

それには新しい事へのチャレンジのみしかない。

それを達成するために考えた事、行動した事は必ず誰かの為になる。

もうこれで終わりにしようと思ったけど秋も出るどー。

声援くださった方々ありがとうございます。

【追記】

後日ランニングの神様に聞いたところ、私がしている走法の弱点は食べ物らしい。

食べ物が胃に行って血液がそこに集中すると腹圧をかけにくくなってフォーム維持が困難になるそう。

食べ物かー…はっ。

そんなバナナ…。

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