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舞台「星回帰線」

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舞台をいくつか鑑賞していると、中には開始数分で「あー、これはアタリっすわ。」って思うやつにあたるやつがあります。

監督さんの作る世界観がそう感じさせるのか、キャストの方々がそう感じさせるのか。

東京芸術劇場。

@池袋

久しぶりに見た今回の舞台。

「星回帰線」

まさにその稀に感じるスタートダッシュをきめてくれた舞台でした。

星回帰線

http://www.parco-play.com/web/program/kaikisen/

かつての恩人に呼ばれ、地方にある恩人の家を訪ねる三島(向井理)。そこには天体を観測しながら、自給自足の生活を営む生活があった。美しい自然の中、社会生活に疲れた人達との共同生活。三島はそこが楽園に思えた。
その中に溶け込み受け入れられる三島。しかし、そのことで施設の代表である恩人からの嫉妬を受けることになる。
次第にそのひずみは顕著となり、施設に集まるそれぞれの人間関係を複雑にしていく。
いつの間にか、かつての恩人と対立することになる三島。何故こうなったのか。何故そ
うなるのか。
留まることも、去ることも許されず、「人間」に巻かれていく…。

いくつもの舞台があって、感じるものはそれぞれ違うけれども今回の舞台で感じたものは「感動」や「切なさ」ではなく…

「人間くささ」かなー。

いっても舞台なんて見慣れてるものでもないので本当に大層な事は言えないんですが、一言で言うともうとにかく人間くさい!

表面上はとても仲良くやってそうに見える生活の中に主演の向井理さんが新しく加わることで剥がれてくる仮面。

一人一人の裏表や建前本音がしっかり細かく表現されていて、もう誰が見てもこの中の誰かに当てはまるでしょ!ってくらいに身近でリアルを感じる舞台でした。

リアルすぎて演じている方々も本当に居心地が悪かった時間もあったんじゃなかったかなぁ。

最後はとある出来事をきっかけにこれまでの自分に線を引き、本音というものを初めて自然と出せるようになるのですが…これが数年前の自分と重なってしまって。

当時ってすごくせまい視野の中で生きてたから気づかなかったけどまさにこの感じだったなーと。

中々誰にでも本音って簡単に出せない分だけ笑いあり、考えるところありの舞台でした。

東京での講演は残り数日ですが、見ようか迷っている方はぜひ見てみてください。

そういえば見つけたよ、凄いテクニック

あとこの舞台って背景は田舎の山奥みたいなところで、全然それだけだと時代背景が見えない。

だけど劇中に数回出てくる「Facebook」と「パズドラ」って単語が使われるのですが、不思議なことにそれだけで自然と「今」を感じさせられました。

んあー、ここは現代なのだなーと。

こういったさりげなく感じさせる「今」って、舞台を見ることのとっつきやすさに直結してんのかなって。

自然と脳裏に「今」を刷り込ませることですごく親近感を感じることが出来ました。

そういえば大ヒット飛ばしてる「君の名は」だって、どこかに年代が書かれていたわけでもないのに主人公2人のやり取りがスマホを使ったものだったから自然と同じ目線で見れたんじゃないかなって思います。

そして感じる役者さんの存在感たるや…。

今回は舞台裏に挨拶をさせて頂ける機会をもらったのですが。

ちょうど数分前まで真正面で見ていた舞台セットの横を通って舞台裏に行きました。

もちろん劇後なので誰もいないのですが…

数分前までなんとも言えない後味に包まれていたばかりなのに…

本当にただのハコになっていました。

やはり監督さんの想い、役者さんの想い、それらが加わることでセットも聖域と化すんですね。

中々講演後にこの景色を拝むことなんて出来ないのでとても貴重な体験をさせて頂いて感謝あるのみ。

充実した時間を過ごすことが出来ました。

千秋楽は10/30(日)なのですが

そのあとは地方公演が控えていて東京でなくても見れる機会は多々あるようです。

東京含め、見る機会がある方はぜひ楽しんできてくださいな。

もう一回見たさしかないよおおおおおお。

地方公演


星回帰線

http://www.parco-play.com/web/program/kaikisen/

とりあえず向井理さん足ながっっっ!!!

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